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文化の日の翌日、信貴山朝護孫子寺へ。


松永弾正爆死の地でもあるね。
名物平蜘蛛の茶釜を道連れに、天守閣ごと吹き飛ばしたのだった。

信貴山縁起絵巻を見て以来、一度は来てみたかったのだけど、やっぱね、真言宗系のお金持ち寺は、少し苦手。

元々、信仰心が希薄(というか、ほぼ無い)で、基本的に「装置」としての興味だからね。
装置が新しく、手が込んでいるほど、大道具目線でチープな部分を見てしまうから。
信心深い善男善女にとっては、不遜な空気を漂わせてしまっているかもしれないし、無頼を気取って馬鹿にするような趣味はないから、居心地が悪いという(笑)
で、つい遠慮してしてたと。

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案の定、朝護孫子寺に到着すると、いきなり寅の張り子だ。

時間帯によって、電動で首が動く仕掛け。
メンテナンス用とおぼしき開口部の蓋を、胴体に見つけて、ついニヤニヤしてしまう。

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気を引き締め直して(笑)、毘沙門天が祀ってある本堂を目指す。
各伽藍や塔頭も
「いかにも潤沢」
な感じがしてしまう。
それでいて
「どこかキッチュ」
な臭いを嗅ぎ付けてしまう。
困った性分だ。